求人票の7割は「間違っている」。院長が知らない採用の常識

求人票の改善作業

歯科医院の求人票の多くは「医院側が伝えたい情報」を優先しており、応募者の心を動かしていません。この記事では、実例を交えながら「応募数を増やす求人票」の作り方をお伝えします。

NG求人票 vs OK求人票:実例比較

NG求人票の例

「診療科目:一般歯科、予防歯科、矯正歯科、インプラント、ホワイトニング。主な業務:診療補助、予防処置、口腔衛生指導。給与:月給15万~28万円。福利厚生:社会保険完備。」

OK求人票の例

「最新の歯科医療と患者さんへの心遣いを両立させる医院です。スタッフ7名、平均年齢35歳。月給32万円(基本給25万円+資格給5万円+皆勤手当2万円)。入職後3ヶ月で独立対応、1年で予防歯科責任者へ。月1回の勉強会と外部研修完備。」

求人票の9つの改善チェックリスト

チェック項目 悪い例 改善例
ビジョン 医院情報や診療科目だけを並べている 「私たちが大切にしていること」を冒頭に置き、共感を生む
給与表記 月給15万〜28万円(幅が広く実態が見えない) 月給32万円(基本給25万円+資格給5万円+皆勤手当2万円)と内訳まで明示
働きやすさ 記載がない/曖昧な表現にとどまる 年間休日125日・有給取得率◯%・ネイル髪色自由など数字と事実で示す
職場環境 触れていない スタッフ数・平均年齢・男女比・チームの雰囲気を具体的に伝える
キャリアパス 「成長できます」とだけ書く 3ヶ月・半年・1年・3年後の成長ロードマップを段階的に提示する
教育体制 触れていない 新人研修プログラム、月1回の院内勉強会、外部研修費補助を明記する
採用対象 「歯科衛生士募集」とだけ書く 新卒向け・経験者向け・ブランク復帰向けで求人票を出し分ける
院長メッセージ なし(事務的な募集要項のみ) 院長の顔写真とともに「どんな仲間と働きたいか」を自分の言葉で語る
写真 素材集の写真や器具のクローズアップを使う 実際のスタッフの笑顔・休憩室・チームの様子を3〜5枚掲載する

求人票を変えると何が変わるか

Indeed Japan の調査によると、求職者が応募を決める際に最も重視する情報は「職場の雰囲気・環境」と「給与の明確さ」です。にもかかわらず、多くの求人票はこれらの情報が抽象的か、そもそも記載されていません。求人票を改善することは、同じ媒体費のまま「届く相手の質と量」を変えることに直結します。

ポイント

求人票の改善に追加コストはかかりません。すでに払っている媒体費の「効率」を上げる施策です。まず1つの媒体の求人票を書き直すことから始めてみてください。

まとめ

観点 重要ポイント
基本マインド 求人票は「医院説明書」ではなく「ランディングページ(求職者が最初に目にする、応募を促すページ)」
優先順位 医院側が伝えたいことより、応募者が知りたいことを優先
効果的な構成 ビジョン→仕事内容→給与→環境→キャリア
実装のコツ チェックリストを確認してから改稿する

求人票の改善だけで、応募数は大きく変わります。ただし「どこをどう直すか」を自分たちで判断するのは難しい場合も多いもの。プロの目で客観的にあなたの求人票を診断し、改善案を提示することが多くの医院の成功につながっています。

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